エコスクールを環境教育の教材として活用するための施設整備についてまとめました。

学校を最先端のエコスクールとして建設しても、それを使う教職員や児童生徒が、技術の意図、使い方を理解していないと、技術の効果は発揮できません。

 

勤務する先生が数年ごとに移動する学校という施設においては、そういった知識や使い方の情報共有はとても難しいのが実情です。

 

そこで、佐藤エネルギーリサーチさんに協力する形で、これまでいくつかの学校でそういった課題に向き合ってきた経験を生かして、学校全体で情報を共有して、適切な使い方を継承するためには、設計時に何をどうしておくべきか、、といったことを調査してまとめました。

 

調査対象は、新川崎地区の新設小学校で、文部科学省の「スーパーエコスクール実証事業(平成26年度)」として実施しました。

 

文部科学省のホームページはこちら 

(報告書の概要版を見ることができます。)

 

報告書の全体像はこちら 

(佐藤エネルギーリサーチ株式会社のホームページからダウンロードできます)

みっつデザイン研究所では、主に環境教育の教材としてエコスクール技術を活用するという部分を担当しました。理科や家庭科、社会で活用する場面を整理し、そのために必要な設計上の工夫、先進事例の整理、竣工までに必要な研修内容等についてまとめています。

 

 

これからの環境建築の普及にとても大事なことだと感じています。

 

一昨年、同様にスーパエコスクール実証事業として関わった 守山市立守山中学校では、工事の始まった本年度より本格的に校内での取り組みを開始することになりました。

佐藤エネルギーリサーチの小田桐さんとともに、本年度は教職員間での意識共有、情報共有を目指してサポートに入っています。

 

漢字で書くと堅苦しいですが、『へぇ-!!こんなに色々工夫されたエコスクール学校ができるんだ~。少しずつ出来ることから始めておきたいね!』といった思いを作りたいと思っています。

 

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